ゲイの発展場

ゲイの発展場として、暗がりで趣のある映画館はいい雰囲気になるのにも想像に難くない・・・そう思った僕は早速「発展映画館」へと赴いてみました。
基本的には、普通の発展場のようなやりとりや雰囲気だというのが、始めの印象でした。
発展映画館、と検索を掛けてみると、簡単に見つけることも出来るし、出会いの場としての条件は悪くなさそうです。

どちらかというと、近未来的なシネコンとは対照的な、レトロで郷愁を思わせる懐かしさのある発展映画館。
映画も当然上映されているので、実際に行ってみると集った人たちは、表向きは映画を観ています。
遅れて入ってしまった僕は、視線を一身に受けてしまいましたが、そういうところが“ああ、目的はやっぱり出会いなんだよな”と再確認できます。

また、映画といっても、どちらかというと大人向けのいわゆるピンク映画です。
しかし、最初は映画を観ているような素振りだったのに、いつのまにかそれぞれがそれぞれにくっついいきます。
映画が山場を向かえている頃には、既に自分たちがそれぞれに山場を迎えて盛り上がっているという状態。
あるいは、映画なんか端から興味がないといった具合で、歩き回って相手を物色してる男性のほうが、むしろ大多数といったところです。

だんだん解ってきたのは、映画を観る素振りをしているのは、僕のような初来場か、あるいはよほどの受け身か、といったところ。
ただ、初来場であったお陰で、古株に飽きた男性たちから、からものめずらしさで沢山声を掛けてもらえたものの、頻繁に来るようになっては僕も飽きられてしまうのかもしれません。
初めてという特権を得て、僕後のみの男性を相手に、しばし椅子に腰掛けてのペッティングを楽しみました。
相手の男性が、ジーンズのチャックに手を伸ばし、ゆっくりとペニスを掴みかかったところで、映画が終盤。
徐々に館内に明かりが灯ることが脳裏を過ぎると、静かにトーンダウンしてきました。

ゲイの出会いは、基本的にゆきずりになりやすく、その場限りの体の関係で終わってしまうことがほとんどです。
ですから、他の男性とは一言も会話することなく各々に出て行きました。
ただ、この時間に全精力を傾けている男性がほとんどですから、本気でヤりたい人にはオススメです。

僕は、なんだかモヤモヤとして、発散してみたくなった時は立ち寄っていこうと思います。

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